バセドウ病

原因、症状、検査・治療法などを紹介

甲状腺ホルモンは、体の新陳代謝を活発にするホルモンです。
したがって、甲状腺ホルモン過剰の状態にあるバセドウ病の患者様は、一見生き生きとして皮膚のツヤもよく、元気そうに見えます。

しかしバセドウ病は、悪化すると意識障害が起きることもある怖い病気です。
命に関わるようなことは稀ですが、病院での治療は絶対に必要です。

適切な治療を受けるためにも、バセドウ病はどのような症状が表れる病気であるかを知っておきましょう。
発病の原因や治療法、どんな検査で診断できるかなども紹介します。

甲状腺ホルモンの過剰分泌により発病する

バセドウ病について説明する前に、まずは甲状腺について説明しましょう。

甲状腺とは、エネルギー代謝を盛んにする物質、甲状腺ホルモンを作っている臓器のことです。正面から見ると蝶が羽を広げたような、又はアルファベットのHのような形をしています。
大きさは縦4.5僉横4僂醗娚阿紡腓く、喉仏の下に位置しています。

甲状腺ホルモンは、脳の視床下部から出る甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)が脳下垂体に作用し、さらに脳下垂体から出る甲状腺刺激ホルモン(TSH)が甲状腺に作用することによって分泌される仕組みになっています。

甲状腺ホルモンがなければ、私たちの体はどんどん老化してしまい、生きていくことができません。
しかしたくさん出れば出るほど良いというわけでもなく、分泌量は適度でなければいけません。

この甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気が、バセドウ病です。
ほかの甲状腺疾患と同様、女性に多くみられる病気であり、患者数は男性の4倍いると言われています。

主な症状は甲状腺腫、眼球突出、動悸

バセドウ病はさまざまな症状が表れる病気ですが、代表的なものは甲状腺腫、眼球突出、動悸の3つです。それぞれの詳細については以下の表を参考にしてください。

症状 詳細
甲状腺腫 甲状腺が腫れて喉が膨らむため、首が太くなったように見えます。
眼球突出 眼球が前に出る症状のこと。瞼が腫れ上に引っ張られることもあります。
動悸 心臓がドキドキしたり、脈が不規則になったりします。
その他 息切れ、多汗、疲れやすい、体重減少などの症状が表れる場合もあります。

抗体が甲状腺を刺激するのが原因です

なぜ、必要以上に甲状腺ホルモンが作られるという現象が起きるのでしょうか。
実はバセドウ病の原因には、私たち誰もが持っている免疫が関係しています。

免疫は、体内に侵入した外敵から体を守るために存在しています。 体の中に細菌やウイルスなどが侵入すると、それらと戦うために抗体ができます。
抗体は本来、体に害を及ぼすものだけを攻撃する物質なのですが、まれに自分自身を攻撃してしまう抗体ができてしまうことがあります。
この状態が「自己免疫疾患」であり、バセドウ病もこの一種なのです。

誤ってできた抗体は、甲状腺刺激ホルモンの代わりに甲状腺を刺激します。甲状腺ホルモンが必要以上に分泌されてしまうのは、この免疫抗体の仕業です。

なぜこのような抗体ができるのかはわかっていませんが、バセドウ病の患者さんは身内に もバセドウ病の人がいることが多く、遺伝が関係しているようです。

診断や治療方法について

バセドウ病は、動悸、冷や汗、不安感といった症状が表れるため、パニック障害と間違えられやすい病気です。
症状を訴えただけではバセドウ病であると気付いてもらえず、誤診してしまう医師も少なくありません。 バセドウ病であると正しく診断してもらうためには、血液検査が不可欠です。

バセドウ病であれば、血液に甲状腺を刺激する「TSHレセプター」という抗体が含まれているはずです。この抗体が見つかれば、バセドウ病であると確定することができます。

治療には薬物療法や必須ですが、場合によっては入院が必要なこともあります。
薬には、放射性ヨード(アイソトープ)という、甲状腺を部分的に破壊する作用をもった成分が含まれています。

きちんと治療を受ければほぼ通常の日常生活が送れますので、必ず通院するようにしてください。

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