広場恐怖症

原因、悪化、治療方法などについて

パニック障害が長引くと、高確率で広場恐怖症を発症します。
広場恐怖症は、パニック発作が起きた場所や、人が多く集まる場所、地下鉄などの乗り物が恐ろしくなる病気です。

なぜこのような場所に恐怖を感じるようになるのか、悪化するとどうなってしまうのか、どうやって治療するのかなどを紹介していきましょう。

人混みなどが怖くなる病気です

パニック発作が起きた場所や、発作が起きると困るような場所を怖がり、そこへ行くのを次第に避けるようになるのが広場恐怖症です。

発作が起きると困るような場所とは、「人混み」や「閉ざされた空間」です。 人がたくさん集まるデパートや、一時的にですが密室状態になる地下鉄などの乗り物がそれにあたりますます。

このような場所で発作が起きると、人目にさらされる上に、逃げたくても直ぐに逃げることができません。
パニック障害の人は、パニック発作が起きると都合の悪い場所に対して、強い不安や恐怖を感じるようになってしまうのです。

発作が起きた場所へ行けなくなる!

本来パニック発作は、特定の場所で必ず発生すると決まっているものではありません。
しかしパニック障害の人は、「以前ここで発作が起きたのだから、またここで起きるに違いない」と、発作と場所を結びつけて考えてしまうのです。

どんな場所が苦手になるかは人によって違いますが、主に以下のような場所に恐怖や不安を感じる人が多いようです。広場恐怖を感じる場所のベスト10を紹介します。

  • 1位:飛行機
  • 2位:船
  • 3位:高速道路(自動車運転中)
  • 4位:新幹線
  • 5位:渋滞
  • 6位:窓がついていない部屋
  • 7位:特急列車
  • 8位:高い所
  • 9位:行列に並んでいるとき
  • 10位:歯の治療中

早急に手を打たなければ悪化します

広場恐怖は、適切な治療を受けなければ悪化してしまいます。
放っておくと、苦手と感じる場所がどんどん増えていき、ついには外出自体ができなくなってしまいますので、早急に手を打たなければなりません。

広場恐怖のレベルには、軽度・中等度・高度の3段階があります。それぞれの詳細は以下の通りですので、参考にしてください。

広場恐怖のレベル 詳細
軽度 外出に少し不安を感じるが、必要な所には何とか行ける
中等度 誰かに付き添ってもらわなければ、1人で外出できない
高度 家から出ることができなくなり、引きもってしまう

薬物療法と認知行動療法が有効

人混みや乗り物が怖くなるということは、通勤や通学が困難になるということです。
地下鉄やバス、車などを利用できなくなると、学校や会社に行くことができません。

主婦の人であれば、買い物に出掛けられなくなり、満足に家事をこなせなくなります。
広場恐怖症になると、このように社会生活・日常生活に大きな支障が出てしまいますので、できるだけ早く治療する必要があります。

広場恐怖には、薬物療法と認知行動療法が有効です。
これらは病気を長引かせないために必須の治療法ですので、必ず医師の指示に従って積極的に受けるようにしましょう。

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