付き合い方

発作の恐怖とどうつきあう?

パニック障害の人の一番のネックが、パニック発作です。
何度も繰り返される発作にいいかげん嫌気がさし、部屋に閉じこもってしまう人も少なくありません。
しかしどこにも行かず、何もせず、1人でじっとしているのは危険です。 どんどん気分が暗くなって不安感は増し、最悪の場合は鬱病を併発してしまうからです。

発作が憂鬱なのはわかりますが、健康の為にはやはり適度に体を動かさなければいけません。
また病気だからと言って自分を甘やかし、だらしない生活を送るのも考えものです。

パニック発作の恐怖がつきまとうパニック障害との上手な付き合い方を紹介していきます。

無理に抵抗せずに受け入れましょう

パニック障害のパニック発作は不安が源となって起こるものです。 発作の度合いは、不安や恐怖の強さに比例しますので、あまり極端に怯えないことが大切です。

パニック発作が起きている時は非常に苦しいですが、できるだけ「必ず元に戻ると」自分に言い聞かせるようにしましょう。
また薬を持ち歩くことを忘れず、すぐに取り出せる場所にしまっておくことも重要です。
いつ発作が起きてもよい状態にしておくと、気持ちが安定し発作への恐怖が和らぐからです。

なお、薬の効果が表れる前に発作が出てしまう場合もありますが、そんな時でも決して焦らないでください。

発作を押さえようと無理に抵抗せず、素直に受け入れてやり過ごすくらいの心構えでいるようにしましょう。

適度に体を動かすことも大切です

パニック障害になると外出が嫌になり、家に引きこもりがちになります。 通常のときもそうですが、運動不足は病気によくありません。
体を動かさずに発作のことばかり考えていると、思考がネガティブになり病気が悪化してしまいます。

パニック障害を治すには、薬だけでなく適度な運動も必要です。 事実、薬物治療のみを受けている患者さんよりも、ウォーキングなどの有酸素運動を行っている患者さんのほうが、回復が早いという研究報告があります。

症状が重くて外に出るのは無理という人は、部屋の掃除や洗い物などの家事でもOKです。
家事は思っているより運動量があり、気分転換にもなるのでおすすめです。

規則正しい生活を送りましょう

テレビなどで“体内時計”という言葉を聞いたことはありませんか? 毎日規則正しい生活を送るために、私たちの身体機能をコントロールしているもの、それが体内時計です。 とは言え実際に体のなかに機械の時計が入っているわけではなく、正確には“視交叉上核(しこうさじょうかく)”という器官のことを指しています。

視交叉上核は、眼球の網膜から伸びる視神経が交差している部分の真上にあります。 毎日ほぼ同じ時間帯に眠くなったり目が覚めたり、だいたい決まった時間にお腹が空いたりするのは、この視交叉上核の働きのおかげなのです。

しかし、このように正常に機能するのはあくまでも心身が健康な状態にある時です。 パニック障害の人の多くは、昼夜逆転の生活により、体内時計が大きく狂ってしまっています。不規則な生活を続けていると、疲労やストレスがいつまでも解消されず、パニック発作を頻発させることになりかねません。

パニック障害により体内時計が狂ってしまっている人は、以下のことを心掛け、悪習慣の改善に努めましょう。

  • 夜の12時まではベッドに入るようにしましょう。
  • 早起きして朝日を浴びましょう。(もともと25時間周期の体内時計が、24時間にリセットされます)
  • できるだけ朝・昼・晩の食事時間を一定にしてください。

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