対処法

自動車運転中などの時に表れたら

パニック発作は、何の前触れもなくとつぜん起こります。
そばに家族や友人がいたり、家の中にいる時であれば安全ですが、1人で外出している時や、車を運転している時などはたいへん危険です。

発作により正常な判断ができなくなり、衝突事故を起こしたりする可能性があるからです。 自動車運転中などの時にパニック発作が表れたら、一体どのように対処すればよいのでしょうか。

自動車運転中の場合はどうする?

自動車の運転中にパニックの発作が出そうになったら、一旦運転を止めましょう。

発作が起きそうな時や発作が起きている時は、冷静さを失っています。
ハンドル操作を誤って事故を起こしてしまうかもしれないので、決して無理して運転を続けてはいけません。

本来であれば、パニック障害の人は車の運転自体を控えるのが一番です。 しかし移動手段が車しかなかったり、トラックを運転する職業の人などは、そういうわけにもいかないでしょう。
そんな人は、必ず薬を欠かさずに飲むようにしてください。もしくは、速効性のある頓服薬を常備しておくことも大切です。

もし服用していても発作が起きてしまった場合は、落ち着いて道路わきなどに車を停めて、発作がおさまるまでしばらく休むようにしましょう。

自宅や外出先などで発作が起きたら

パニック発作には薬が効きますが、飲んでもすぐに効果が表れるとは限りません。
もし薬を飲む余裕がなかったり、持ち合わせていなかったりした場合は、以下のような方法を試してみてください。

うつ伏せになるか、椅子に座る

パニック発作が起きたら、まずはうつ伏せに寝ましょう。
もしくは椅子に座って、頭が腿の間に入るくらいに前屈みになりましょう。

そしてこのような体勢をとったまま、ゆっくりと呼吸をします。
すると胸式呼吸が自然に複式呼吸へと変わるため、過呼吸を防いだり、自律神経の乱れを整えたりすることができます。

息は吸わずに吐きましょう

過呼吸が激しくなると、不自然に息をたくさん吸い込もうとしてしまいます。 しかし息を吸うことよりも、吐くことに意識を集中するようにしましょう。
吐くときは、できる長く気張って吐くようにします。

すべての空気を吐き切ってしまうようなるようなつもりで行うとよいでしょう。
そうすることで少しずつ呼吸の乱れが整い、息をするのが楽になっていきます。

神経が安らぐツボがある?

発作が軽いときは、神経が安らぐ神門(しんもん)というツボを押さえるのも効果的です。神門とは左手首の右側に、右手首では左側にあるツボのことを指します。

神門を見つけるにはまず、手の平を上にして、手首を内側に曲げてみましょう。
すると、手首に横シワができるはずです。
このシワを小指のほうになぞっていくと、小さな骨の手前に凹みがあります。その凹んでいる部分の中に、神門というツボがあります。

発作の内容をメモしましょう

パニック発作がおさまったら、発作の内容をメモしておきましょう。
メモする内容は、どんな症状が表れたか、どんな順序で起きたか、どのぐらい激しかったか、その時どのように感じたかなどです。

パニック発作について記録する専用のノートを作っておいても良いかもしれません。 できるだけ詳しく記録しておくと、診察や治療の役に立ちます。

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