診療科

受診すべき科やお医者さんの選び方など

パニック障害の症状は、心臓疾患や呼吸器疾患の症状とよく勘違いされます。動悸や呼吸困難といった症状が表れるためでしょう。 そのため患者さんの多くは、まず内科を受診します。
しかし当然のことながら、そこで異常を見つけることはできません。パニック障害は内臓の病気ではなく、精神的な病であるからです。

では一体何科へ行けば、パニック障害をきちんと診てもらえるのでしょか。 良いお医者さんか否かを見極めるポイントなどもお教えしましょう。

はじめは内科を受診することが多い

初めてパニック発作を経験した人は、それがパニック障害のせいとは気が付きません。
動悸や呼吸困難といった症状が表れるため、心臓病や喘息などと思ってしまうのです。

そして内科へ行き、「何も異常なし」と言われてがっかりするのがよくあるパターンです。 場合によっては、自律神経失調症や過呼吸症候群などと間違えて診断されてしまうこともあります。

正しく診断されなければ、間違った治療を受けることになります。これでは治るどころか、ますます病気は悪化してしまいます。

心療内科や神経科などへ行きましょう

「パニック障害という病気がある」と認知されたのは最近のことです。そのため専門医でないとピンと来ずに、診断ミスをしてしまうことがよくあります。

もし内科を受診しても原因が分からなかったり、治療の効果が全く実感できなかったりした場合は、パニック障害の可能性を考えて下さい。
そしてすぐに心療内科や神経科、または精神科や精神神経科へ行きましょう。

この病気は慢性化しやすく、完治までに時間がかかるため、できるだけ早い段階で治療を開始することが重要です。

診察の流れ

心療内科や神経科、精神科や精神神経科では、まず問診を行います。原因を明らかにするために、患者さんから症状の内容や経過、社会的背景などを詳しく聴き取るのです。

次は、血液検査や尿検査、レントゲン、心電図、脳波などの身体検査を行ったり、質問紙による心理検査などを行って詳しく調べます。

最後に問診と検査結果から総合的に判断して、最も適していると思われる治療を行います。 治療の主流は薬物療法ですが、患者さんの状態によっては行動療法を行うこともあります。

話をよく聞いてくれるお医者さんが◎

あまり好きではないお医者さんに、仕方なく診てもらっているという人はいませんか? パニック障害はデリケートな心の病ですので、素直に心を開け、信頼できる医師からの治療を受けなければ、いつまで経っても良くなりません。

忙しくもないのに2〜3分で診察が終わったり、やたらと薬を飲めと指示してくるような医師はもってのほかです。では良いお医者さんであるかどうかは、どうやって見極めればよいのでしょうか?

まずは、こちらの話を真剣に聞いてくれるかどうかがポイントです。 そして病状や治療方法などを、丁寧に説明してくれるような医師であればなお良いです。

また人からすすめられても、自分に合わないと感じたら無理をする必要はありません。 不安や不信感ばかりが募り、治るどころか逆効果だからです。

良いお医者さん選びは、話を真剣に聞いてくれる・治療方法などを丁寧に説明してくれる・相性が良いと感じる、の3点を目安にするとよいでしょう。

“ドクターショッピング”は止めよう!

よいお医者さんに巡り会うことは大切ですが、次々と主治医を代えるのは考えものです。それまで順調に進んでいた治療を中断させるばかりか、病気を悪化させてしまう可能性があるからです。

心の病気であるパニック障害は、手術で悪い部分を切り取ればそれで治る、というような性質のものではありません。時間をかけて不安や症状を取り除き、じっくりと治療していく必要があるのです。

医師の変更するのであれば、「この病気に詳しい専門医の治療を受ける」「信頼のできる医師に代える」という目的で行いましょう。
別のところに行けば、もっと効果的な治療が受けられる、もっと早く治るかもしれないと、病院を転々とする(ドクターショッピング)はよくありません。

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